新城にて カメラ片手の山歩き

ムラサキセンブリとエンシュウハグマ
2008年11月1日


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ムラサキセンブリ


エンシュウハグマ


コウヤボウキとセンブリ


2008年11月1日
愛知県新城市


最近は勘が働かない。昨夜のお湿りと今日の花曇りで、ムラサキセンブリは水も滴るいい女であることを確信していた。予想に反して空にひとかけらの雲もない。太陽は秋空に燦々と輝いている。

行きがけにドジ。豊明から高速に入り忘れ、しかも23号線を刈谷方面に入ってしまった。おまけに東名高速は岡崎まで渋滞。待ち合わせ時間に遅れた。気のいい仲間とコンビニで落ち合い現地に向かう。

案の定、散策時から雨露は消えていた。雨上がりに濡れて輝く野草の情景はかき消されていた。落胆しながら晩秋の山路をそぞろ歩き。カールの先っぽをピンクに染めたおしゃれなエンシュウハグマは最盛期を過ぎている。枯れ行く野山でコウヤボウキが元気よくはしゃいでいる。息の長いノコンギクやノアザミが野を埋め、ツリガネニンジンやオケラが顔を出す。この山路は野草が絶えない。

目的のムラサキセンブリがちらほら。群生する蛇紋岩地帯がロープで囲われている。保護のためには仕方ないだろう。心無い盗掘被害は絶えないようで、昨年の咲き場所ポイントに姿がないことも多い。展望台の東屋にザックを置いて付近を観察する。まだお昼ご飯には早い。

ここから右に折れて周回ルートをたどる。ヤマラッキョウが愛嬌を振りまくので、お義理にシャッターを切る。感情移入できない被写体は思った通りで絵にならない。写真は正直である。道の脇にウメバチソウを二輪見つけたが、これも絵になりそうにないので通り過ぎる。

秋空の広がる草地に陣取って車座になり、お昼のひと時を楽しむ。妻がマツタケご飯を振る舞った。吸い物付きのご馳走である。今日は5人。今年の野草も見納め時。何やかんやの他愛ない話題に時が過ぎる。日はまだ高い。



カメラ片手の山歩き