木祖 カメラ片手の山歩き

木祖にて
2009年5月30日


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ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)



コンロンソウ・ノビネチドリ・ササバギンランの赤ちゃん


スズラン・クリンソウ・サクラソウ


5月30日(月) 2009木祖
遅霜の影響でしょう」。確かに外見はイマイチだが、蕾が開くにつれて、中では艶やかな舞踏会が開かれていた。

昨夜の雨で、濡れた花弁は固く閉ざされている。昼まで待てば咲いてくれるだろう。時間潰しに、ワサビ(山葵)が自生する沢へ出かけることにした。通行止めの林道から沢に入ると遅い新緑に包まれる。

清流のざわめきが心地よい沢筋を歩く。豊かな山の恵みを摘み取りながら奥に分け入る。直立する若いイタドリをポンポンと手際よく折り採るNさんを見習って妻も真似るが、うまくはいかない。笑い声が沢に響く。沢巾が広がり、清流が幾筋にも分れる河原に白い小花が咲き乱れている。自然が創るワサビ田。

ワサビに混じってコンロンソウも多い。いつも不思議な出会いのノビネチドリも一輪見つけた。二時間後の紅花は中を覗かせていた。


カメラ片手の山歩き