八ヶ岳
北八ヶ岳は静かな山だった

アルバムに記された当時の中山の想い出

北八ヶ岳は森の中にある。
おおらかな起伏を波打つ山々も
神秘な伝説を物語る小さな池も
暖かなストーブの燃えるすすけた山小屋も
みんな黒木の森につつまれている。
 静寂だけが話しかけてくれる
 なだらかな森の小径をたどると
 にわかに立木がひれ伏して
 黒い森から開放される。
そこは岩のゴロゴロ積み重ねられた
青く透きとおった山頂だ。
ケルンの横に腰をおろして考えることもなく
ただ遠くにかすむ山並をボーッと眺めるのが
この山頂にはふさわしい。
ひとり旅


記憶がないアルバムからの転記。上の写真がその時のもの。中山山頂からは北アルプスが望まれた。
南北八ヶ岳縦走
1963.11月 横岳→縞枯山→麦草峠→中山→天狗岳→硫黄岳→横岳→赤岳→編笠山→小淵沢

北八・高見石白駒池
1964.9.2〜3(一泊二日)
渋ノ湯→天狗岳→中山→丸山→高見石(泊)→白駒池→池ノ平牧場
上田・伊澤・白根・山田・岩田(女性3人)
スキー仲間の伊澤君が珍しく同行した。女性目当てだったかな?
厚生課の後輩女性にせがまれて、当時としてはタルい、ハイキングをやってしまった。元来女性には甘かったようである。
この山行に同行した女性山岳会員とは6月に北海道へ行っている。私は会社を退職する前で、一週間の休暇が許されたが、希望していた男性隊員はことごとく都合がつかず、結局女性3人を引き連れて決行するハメになった。毎晩テントの中は、女性3人に若き独身男性一人。ハーレムさながらのシチュエーションだが、中身は永平寺の修行僧。お目当ての子が一人いたのだが、結局山屋のプラトニックに終わった。話はどんどん逸れますが、この時、大雪山、利尻富士、大沼、函館経由で予定通りの行動ができた。熊にも会わず。

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