スイス・チロルアルプス
ドライテュルメ・ジルヴレッタ

1968年に日本を離れ、旅の後に落ち着いた町はモーツアルト出生の地、ザルツブルク。ここでアパートを借り、大学でドイツ語を習いながら中華料理屋でバイト。皿洗いから調理、ボーイまでやり、オーナーの保証でアルバイトビザを取得。地元のデパート、タールハマーでカメラマンとして従事、ツェルアムゼーで夏期の季節カメラマンの後、アールベルクの西、モンターフォンの谷にあるシュルンスで定職契約が結べた。日本を出てから2年目の冬である。いわゆるチロルのカメラマンである。
上の写真は地元のガイド、ヴァルターとドライテュルメに登ったときのもの。下山に使うグレッチャースキーは豪快だった。

1993年の夏に、家族でスイス、オーストリアの友人を訪ねた。
その時に友人がインターラーケンからグリンデルバルト、ユングフラウヨッホを案内してくれた。アイガー北壁のドラマを夢見た時代もあった。その山をくり抜いて登山電車は走っている。山頂駅から外へ出ると、真夏というのに真冬の世界が広がっている。日本人観光客でいっぱいだ。やっぱり私には、地味なオーストリアアルプスが似合っているようだ。

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