チロルアルプス
シュルンスという村

シュルンス夜景 Schruns

人口7000人の谷間の村。スキーと避暑で、シーズンは観光客で賑わう、いかにもチロルらしい自然に恵まれた村である。日本人としては初めての入村だった。村人のキャラはまことにマイルド。この村で2年、青春のひとときを過ごせたことは、今でも幸せな一時代として心の中に居座っている。右の写真は私が勤めていたFOTO-WOLFのボス、ハインツが撮った絵はがきであり、私がよく訪れた村長さんの自宅があるホーフヴェークという丘からの眺めである。村長家族は女の子が5人もいて、美人揃い。マリア、クリスティ、カタリーナ、アーデルハイトと、もう一人が思い出せない・・・。よく一緒にスキーを楽しんだカタリーナが住むスイスには、私の娘もホームステイなどで、今でも世話になっている。

左の写真はモンターフォンのシンボル、ツィンバZimba頂上での一枚。上の写真の槍ヶ岳のように尖った山がZimbaである。勤め先の同僚ヘアマンを誘って登ったのだが、彼は高所恐怖症だった。遠景の山々はアールベルク。オーストリアの国立スキー学校があるザンクトクリストフやスキーで有名なザンクトアントン、レヒなどがある。
このとき私は26才で、この冬のスキーで左足を骨折し、修道院の付属病院で修道女の厚い看護のもと、一ヶ月入院。翌年、4年近くの滞在にピリオドを打ち、日本へ帰国した。

その他、チロルへ戻る
山歩記のトップへ