北八ヶ岳・横岳 長野県 2472.5m
2002年2月23日 晴れ 祖上・長山の二人
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横岳登路から八ヶ岳
坪庭俯瞰
横岳登道より振り返ると、左に八ヶ岳、中央に南アルプスが望まれる。左から鳳凰三山、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳
ピラタスロープウエイ山頂駅に降り立ったのが10時過ぎ。登山届けを記入後、スキーを楽しむ妻と石田さんを見送ってから歩き始める。
10:30 ピラタス山頂駅出発
11:10 三ツ岳分岐
11:15 北横岳ヒュッテ
11:30 北横岳山頂 20分休憩
11:50 下山開始
12:30 ピラタス山頂駅着
硬く締まった登山路は、むしろ夏山より歩きやすく、往復2時間の雪上散歩でした。
坪庭風紋
エビの尻尾
坪庭を西から回り込む。普段は風が強いのだろう。雪面に興味深い波状の風紋が描かれている。今日は風もなく暖かな一日になりそうだ。溶岩台地を覆う雪面にトレースされた道が分岐し、左に進む。間もなく樹林にはいる。キュッ、キュッと音を立てる足元は心地よく、圧雪された道は登りやすい。アイゼンを装着するほどでもなく、ツボ足が快適である。最近話題のスノーシューの2人組とすれ違う。樹林の切れ目から坪庭越しに雄大な南アルプスが見渡せる。快調に樹林帯を登り、三ツ岳稜線からの登山道と合流して左にたどると、間もなく北横岳ヒュッテの前に出る。10人ほどの登山者が休憩している。挨拶を交わしてそのまま進む。二人とも休むほど疲れていないので、一気に頂上を目指すことにしたが、ここからは急登である。祖上さんのアイゼンを着けようかとの問いに、靴底をフラットに踏み込めば、滑ることもないので、そのまま歩くことにした。傾斜が緩やかになり展望が開けると南峰である。北峰は目の前である。休憩をとらず、ジャスト一時間で北横岳山頂に立った。酒を熱燗にしてグイと飲む。見渡せば縞枯山、茶臼山から続く八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、御嶽、乗鞍岳、北アルプス。大きな山容の蓼科山の右に後立山連峰も望まれる。浅間山まで360度のパノラマは、今日の陽気で少し霞んではいるが、絶景、絶景である。山頂にいた更埴、あんずの里のメンバーに熱燗を回し呑みで振る舞い、帰路につく。グリセード、尻セード、一回転踏み外しのツボ足で30分。坪庭を周回して山頂駅に戻った。昼食後、待ち合わせたスキー組と一緒に、一気に麓まで滑り降りた。

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北横岳山頂にて。祖上さんと。 南峰直下。後方は八ヶ岳連峰