黎明の八ヶ岳連峰
朝5時、諏訪インターで待ち合わせる。
車3台、総勢9名で車山へ向かう。
山名 車山・霧ヶ峰
標高 1925m
所在地 長野県
登山日 2002年8月10日
天気 霧、曇りときどき晴れ
メンバー 9名
コースタイム
06:00 車山肩駐車場
06:40 車山山頂・朝食/7:30
08:15 蝶々深山
09:00 沢渡
10:00 車山肩駐車場
5分と遅れることなく、諏訪インター出口右側駐車場に全員集合。眠気眼であいさつを交わし、一路霧ヶ峰に向かう。予想通り、霧ヶ峰は霧の中。車山肩の駐車場には数台の車だけ。携帯装備のチェック後、車山へ向かう。夏の野草は入れ替わりが早く、ニッコウキスゲは姿を消して、今日は薄紫のマツムシソウが霧の中に揺れている。緩やかな登り道の脇には、ハクサンフウロ、ウスユキソウが群を成している。疲れることもなく、山頂のドームが見えてきた。風が強い。朝食を取るべく、山頂北側に窪地を見つけ、手頃な岩を腰掛け代わりにそれぞれが陣取って座り込んだ。我々の他には人影もなく、霧の山頂は風の音だけがうなっている。不思議なことに三角点が見つからない。
山頂を後にリフト側へ下ると、北側に八島湿原への道を分ける。ここを下り始めると霧が晴れ、エコーバレーの方角に浅間山が姿を見せた。ここから道を西にとり、車山湿原、蝶々深山へ向かう。道は整備が行き届きすぎて、山道の趣が薄れている。過度の整備は自然の風情を台無しにする。高山植物や自然保護の考え方は理解できるが、自然をぶち壊すような景観には問題があると思う。ブツブツ独り言を言う暇もなく、ピンクのシモツケソウが高原を埋める車山湿原の横に出た。相変わらず車山はガスの中。
湿原を左に見ながらなだらかな道を上がると、蝶々深山の大きな丘状の頂きに出る。ここを更に西へ、八島湿原方面に向かい、程なく左の小径を見つけて沢渡を目指した。ヤナギラン、ナデシコ、ハクサンシャジン、クガイソウなどの花々に埋まりながらの山歩き。メインルートは人口の整備が行き届きすぎていても、こんな小径には自然が溢れている。途端に撮影モードに切り替え、沢渡までの高山植物探勝ができた。ここから沢を渡って登り返し、車山湿原を回り込んで肩の駐車場に帰った。
カワラナデシコ カワラナデシコ ウスユキソウ ウスユキソウ ウスユキソウ
ヤマハハコ マツムシソウ マツムシソウ マツムシソウ マツムシソウ
イモムシ ハクサンフウロ ハクサンフウロ クガイソウ クガイソウ
ハクサンシャジン ハクサンシャジン アキノキリンソウ イワオトギリ ヤナギラン
ムラサキツメクサ フシグロセンノウ オオバギボシ オオマツヨイグサ シデシャジン
写真上
八島湿原のヤナギラン 2001年8月撮影

写真右
今回の車山参加者。車山山頂にて

 蓼科の休日マップへ戻る 
 蓼科・八ヶ岳周辺へ戻る 
 山歩記のトップへ 
 

8月10日は白樺湖花火大会。
高原の湖と蓼科山をバックに上がる花火を見るべく、夕方5時に白樺湖からビーナスライへ抜ける道のベストポジションを確保。一番乗りで待機しましたが、初めての「たまや」まで、2時間半も待たされました。