のんびり山歩き・天狗棚・1200高地
デジカメ山野草トレッキング

ギンリョウソウを初めて見つけた。
明るいブナの森とキノコの住処を捜す楽しみ
山名 天狗棚・1200高地
標高 1229m
所在地 愛知県茶臼山山域
登山日 2002年9月22日
天気 雲り
メンバー 3名
コースタイム
07:50 稲武大井平公園着
08:30 面ノ木第3園地P
09:00 天狗棚展望台
09:30 天狗棚
10:30 1200高地/11:20
12:10 分岐
12:40 面ノ木第1園地
この後面ノ木牧場散策

第3園地には車も人もいない。身支度をして静かな山へ足を踏み入れる。広葉樹の自然林は気分がいい。天気が悪くても緑の葉々が森の中を照らし、枯葉の中からモクモクきのこが頭を出している。キノコに疎い私には、名前も分からなければ毒キノコの判別もつかない。しかし、いろんなキノコがあるものだ。今日はキノコを求めて写真の材料にしよう。道が急な登りにかかると、鉄梯子が導いてくれる。ひと漕ぎすると展望台に出る。曇ってはいるが遠く南アルプスまで眺められる。明神山や岩古谷山、鞍掛山の鋭角な山容が確認できる。その右は鳳来寺山であろう。秋の収穫を待つ、黄色に染まる井口の山村が眼下に眠っている。その上に幾重にも折り重なるように山波が墨を流している。けだるいような悠久の世界に、「時が止まっている」幸福を感じる。(巻末に写真掲載)

尾根筋にブナの木が目立つようになると天狗棚にたどり着く。ずっと明るい緑に包まれながら、きつくもない歩きやすい道は小さなアップダウンを繰り返す。1200高地の道標を見て右に登れば、枯葉におおわれた林間の山頂にたどりつく。今日は私たちだけの山だ。木々に遮られて展望こそ望めないが、食事をしながら語らうには絶好のロケーションである。

小一時間の休憩後、頂を後にする頃に、やっと一人の登山者が登ってきた。
「静かな山ですね」
七宝焼で有名な、津島に近い七宝町から来たそうで、5分ほどの会話後に別れて下山した。途中まで往路を下り、天狗棚の手前のコルから右に折れ、面ノ木第1園地に向かった。

ギンリョウソウとツユクサ
この下り道の笹藪の下に、白く光るギンリョウソウを見つけた。初めてお目にかかる花である。面ノ木園地には秋の花がいろいろ咲いていた。ツユクサもアップにすると美人である。

山域で見つけた花々
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コスモス ツユクサ トリカブト ミゾソバ ギンリョウソウ
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