のんびり山歩き・御岳開田高原
デジカメ山野草トレッキング
開田高原
スジグロシロチョウ クリック拡大表示
蝶の名前はkawakitaさんに教えていただきました。
彼のサイトはhttp://www.eonet.ne.jp/~myravine/


初夏の開田高原は、まだ春真っ盛り。白樺の森には黄色や白のニガナが咲き乱れている。
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開田高原で見つけた花々

ユウスゲ、キバナノヤマオダマキ、ヤマホタルボクロ


ヤグルマソウ、ベニバナイチヤクソウ、オオバギボウシ、クガイソウ、ウツボグサ

山名 開田高原
所在地 長野県
登山日 2003年7月12日
天気 曇りときどき晴
メンバー 4人・低徘
継子岳の帰り道、開田高原のシラカバ美林を見つけて、遅がけの昼食タイムをとることにした。右の写真の通り、のどかな雰囲気である。手頃な切り株を食卓にして、一時間半もくつろいでしまった。雪渓でのアクシデントも恐怖の落石も、すっかり忘れたように穏やかな表情である。乗鞍岳が樹幹から私たちを眺めている。この雄大で美しい自然に人影はなく、私たちだけが独占している。
食後、カメラ片手に白樺林を散策してみた。咲き乱れるニガナの草原には、キバナノヤマオダマキ、ヤマホタルブクロ、ウツボグサ、オオバギボウシ、ヤグルマソウ、ベニバナイチヤクソウなどが、所狭しと美しさを競い合っている。面食いの私は、美人を選んでしゃがみ込む。ササユリはさすがに遅く、姥ユリと化していたが、それはそれは贅沢な花の楽園である。

ピクニック気分にピリオドを打ち、開田を木曽福島に向かう。この地の風情はオーストリアのチロルの谷に似ている。大らかに波打つ緑の山並みに点在する農家。庭先には色とりどりの花が咲き、はるか彼方には残雪に白く光る乗鞍や御岳がアルペンムードを漂わせている。久しぶりに訪れた開田高原で、またひとつ、美しい印象を刻むことができた。帰路に見つけたユウスゲに、車を停めた。誠に端正な姿である。となりでクガイソウが手招きしている。「私も撮って」

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