のんびり山歩き・秋の伊吹山北尾根、御座峰ごぜみね
デジカメ山野草トレッキング
秋の伊吹山北尾根・御座峰
ごぜみね 1069m

御座峰山頂とオオハナウド 
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北尾根にたくさん咲いていた花

ジンジソウ、アキチョウジ、イブキトリカブト、シオガマギク、ミツバフウロ
夏の名残を残している花

シデシャジン、ツリガネニンジン、葉や実が真っ赤のヒメフウロ
山名 伊吹山北尾根御座峰
標高 1069m
所在地 岐阜県
登山日 2003年9月28日
天気
メンバー 低徘他6名
コースタイム
09:30 北尾根取り付き
12:20 御座峰山頂/13:10
15:20 北尾根取り付き
伊吹へ入る前に、醒ヶ井の地蔵川に寄ってみた。湧き水は清冽で流れが速く、バイカモは川面に浮かんではくれなかった。時期的に遅いようで梅雨前が見時とのこと。朝の川辺にはヒガンバナが咲き乱れていた。


不思議な植物である。キノコの一種と思われますが、ご存知の方はご連絡下さい。

シロツチグリ、エリマキツチグリの二つの名前を頂きました。ありがとうございます。もう少し、調べてみます。
ドライブウエイのゲート前でC-NAさんと野苺さんが待っていた。5月に買ったばかりの新車エスティマに乗り替えて、都合6人で一路北尾根取り付きに向かう。駐車スペースには三台の車が停めてあり、頑丈な三脚を立ててデカイ望遠レンズをセットしたグループがいる。イヌワシを狙っているという。ピーカンの青空には何も認められない。

北尾根は、私にとっては花旅である。今日の仲間は全員その目的で参加しているものと思う。さるぼぼさんが待ちきれず、尾根を下りかけた。メンバーを確認してしんがりで歩き始める。ナギナタコウジュ、アキチョウジの群落が迎えてくれる。北尾根の花々は今日も私たちを楽しませてくれるようだ。遠望のきく好天に恵まれ、黄金色のススキの彼方に琵琶湖を見ながら下る。登り返しの歩きづらい急登ではミツバフウロやリュウノウギクがなぐさめてくれる。小ピークに着くと、今日たどる北尾根が全貌できる。右から御座峰、大禿山、国見山。できれば縦走したいし、そのほうが行程的にも楽なのだが、交通の便が悪いので花旅は御座峰ピストンとした。昨春は、豊川から佐野さんが参加したので、国見峠から登ってきた彼と御座峰近くで車のキーを交換して落ち合った。これが最良の方法だろう。
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イブキアザミ、クルマバナ、ミゾソバ、リュウノウギク、ジンジソウ

キンミズヒキ、ツリバナ、シンミズヒキ、カンボク、ナギナタコウジュ

ミツバベンケイソウ、イブキレイジンソウ、コウゾリナ、バライチゴ?

春、夏と比べると、さすがに花は少なくお花畑の規模も小さいが、それでもさすがに北尾根は色とりどりで楽しませてくれる。汗ばむほどの天気だが、尾根を横切る風は冷たく気持ちよく、秋を感じる。二つ目のピークにかけてはミツバフウロとシオガマギクが多い。春先から息の長いヒメフウロが、葉を真っ赤に染めながらまだ咲いている。歩きづらい不規則な露岩帯を過ぎて樹林帯を下ると、先行のメンバー全員が一個所で撮影モード。ジンジソウのかたまりが五六株。ユキノシタ同様に、アップすると美しい。ミズヒキも多いが絵にしずらい。このルートで最も低い鞍部を登り返すと、休憩にはモッテコイの見晴らしのきく露岩帯に出るが、日射しが強いのでそのまま歩く。

多くのトリカブトに出会ったが、色褪せているものが多くあきらめていたらドッコイ。怪しげな青紫の魔力色美人がいる。すでにさるぼぼさんが一株の前で寝そべっている。三角関係にならないよう、私も別株の美人を選んで寝そべることにする。トリカブトもトリづらい花の一種。絵にしづらい。紫系の花はオートホワイトバランスにしないほうがいい。微妙な色なので、無神経なオートは禁物。デーライトモードのほうが忠実である。
この後、平坦な偽ピークを越えて10分少々で、今日の目的地、御座峰に着いた。にぎやかな昼食タイムは、持ち寄ったそれぞれの食材をお裾分け。料理上手のC-NAさんには、ビールまでご馳走になり、ありがとうございました。デザートのみかん、リンゴ、キイウイに手作りクッキー、まさにピクニック気分を堪能しました。またよろしく。

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