カザグルマ、ミカワバイケイソウの根ノ上高原保古山・土岐川流域  デジカメ山野草トレッキング
根ノ上高原保古山と土岐川流域

ハンググライダー滑空展望台より保古山を望む。同所より奥三界岳と御岳を望む。

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根ノ上高原周辺の花

ミツバツツジ、タンポポ、ツボスミレ、コバノガマズミ
土岐川流域(恵那キャン)の花

ミカワバイケイソウとカザグルマ

モウセンゴケが小さな昆虫捕獲。花芽が出ているので開花は10日後ぐらいか。
タテヤマリンドウ? 花は1cmほどで小さく茎は柔らかく根生葉が見えない。

クチナシグサを初めて見た。ヒメハギ、サワフタギ、ツクバネウツギ、タチシオデ

山名 根ノ上高原・保古山
標高 369m
所在地 岐阜県中津川
登山日 2004年5月15日
天気 晴れ
メンバー 単独
参考タイム
05:30 自宅
07:10 根ノ上高原林道奥
07:30 保古山展望台
07:55〜09:20 根ノ上湿原
11:00 土岐川流域調査
15:00 終了

早朝の根ノ上高原を独りでたどってみた。丁度7時に高原駐車場に着いた。右の林道を進み、根ノ上湖、保古湖を巻いて進んだが、道を覆う雑草が車を傷つけかねないので膨らんだ路側に停めて歩くことにした。舗装された林道は狭く手入れがされていない。10分も歩くとアンテナの鉄塔が五つ六つ。山頂に景観はなく、展望台の道標に従って森の中を下る。チゴユリを一輪だけ認めた。ツツジはすでに盛りを過ぎている。木々が途切れて小さな草原を登り返すと、ハンググライダーの滑空場があり展望台になっている。北から西にかけて開け、まだ静かな中津川の街並みを囲むように笠置山、二ツ森山、奥三界岳が横たわり、その奥に御岳さんがうかがえる。

車に戻って引き返し、YMCAキャンプ場入口分岐に停めて根ノ上湿原の周回路を歩いてみた。板道で整備され、新緑を縫って射し込む朝日がフレッシュで気分いい。小鳥のさえずりも清々しい。白い小さなツボスミレが路端をおおう。行き交う人がいない贅沢な散策道を、「花探爺さん」いつもキョロキョロ花探し。ミカワバイケイソウとハルリンドウらしき紫色の小さな花を湿原の中に認めただけで、外の花はなかった。ふたたび分岐に戻り、YMCAの導入路手前を左に入る。カキドオシ、オオジシバリ、ミツバツチグリ、ニガナなど、見慣れた花の道を歩く。アカマツが多い雑木林だが、新緑の時期は広葉樹の若葉が勝り目に滲みる。
 
小高い行き止まりにベンチがあり、鉄製の櫓を登ると展望が開ける。保古山と同じような眺めである。象徴的な笠置山を眺めながら、しばしタバコの煙をくゆらせた。

10時半に恵那キャンで南先生と待ち合わせ。水質調査の学生二人を載せてピッタリの時間に着いた先生と打ち合わせた後、午前中は湿原と棚田を調査。午後は土岐川のカザグルマ自生地まで足を伸ばしてからトリムコースを周回した。ミカワバイケイソウ、ヒメハギが開花時期、ハルリンドウ、カザグルマ、ウツギ類は峠を越した感。この時期のハルリンドウはどうも種類が違うようだ。モウセンゴケは花芽が出始めている。後10日もすれば白い花を咲かせるだろう。


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