冬の上高地

冬の上高地を歩く
1500m地帯

上高地の朝は穂高から始まる
写真クリック拡大表示

雲に覆われていた穂高連峰が徐々に姿を現す。天狗のコル、畳岩、ロバの耳、そして奥穂高・・・


西穂高連山から雲が消え、燃え始めた。


夜明け前の大正池に着いてから一時間が経過して、やっと雲が消え、穂高連峰が歓迎してくれた。

穂高連峰パノラマ

西穂高から奥穂の夜明け・西穂高連峰・田代池付近から見る吊り尾根

上高地を取り巻く峰々

雲上の焼岳・明神岳東稜・穂高連峰の空・河童橋から望む奥穂吊り尾根

上高地を歩く

雪模様・谷の主・霞沢岳シルエット・明神岳印象・森の造形

梓 川 面 叙 情

川に映す自然のいとなみ

山名 上高地
標高 1500m地帯
所在地 長野県
登山日 2004年12月19日
天気 晴れ
メンバー 低山徘徊3名
コースタイム
02:10 沢渡仮眠/タクシー待ち
05:10 釜トンネル入口
06:05 大正池ホテル/07:37
07:55 田代池/08:00
08:45 ウエストン碑
09:05 河童橋/10:00
11:15 大正池ホテル
12:25 釜トンネル出口
アルピコタクシー 0263-93-2700
前日に予約して、タクシー駐車場に無料で停める。
右/上高地の開祖・ウエストン碑

二日前に急遽、上高地行きを決めた。雪は少ないが、その分ツボ足で快適に静かな上高地が味わえるだろう。前日のスポット天気では午前中は晴れ予想。早速アルピコタクシーに電話して、早朝5時の予約を入れる。同行の低山徘徊メンバーに連絡して、一路沢渡へ。夜中の2時過ぎにタクシー会社駐車場に着く。途中のコンビニで買い込んだ大雪渓を呑んでから仮眠。

約束通り、5時前にタクシーが到着。私たち3人を釜トンネル入口まで運んでくれた。タクシー代2700円。
ヘッドライトを点けて釜トンネルを歩く。新トンネルが右側に作られているが、まだ工事中で通れない。所々で凍結しているが、今年は暖かく、アイゼンを装着するほどではない。トンネルを抜けても漆黒で星も見えない。天気の回復が遅れているようだ。積雪も少なく歩きやすい。約一時間で大正池ホテルに着いた。右側の道を下りて大正池の湖畔に出た。
ベンチの雪をどけて座り、日の出までの時間を朝食タイムに充てる。回りは徐々に明るくなってきたが、山腹中程から上は雲に覆われている。晴れることを祈りながら、大雪渓をちびりちびり。その後の経過は上の写真の通りである。誠にドラマチックな夜明けになった。早起きは三文の得。この光景は私たち3人だけのもの。

ここで一時間半を費やしたが、あとは上高地自然探勝路を田代池、田代橋、ウエストン碑、河童橋までたどり、ゆっくり休んだ後に梓川沿いにバスセンター横を通って再び田代池から大正池経由で戻った。冬はホテルもトイレもすべて閉鎖されている。トイレは大正池ホテル手前の公衆トイレだけが使用可能である。

閉山後の上高地に、昔の自然そのままの上高地を見ることができた。

北ア周辺へ戻る  山歩記のトップへ