母袋烏帽子岳・美濃 デジカメ山野草トレッキング
母袋・烏帽子岳と山麓の花々
もたい・えぼしだけ 1341m 美濃

烏帽子岳はまばらな自然林に包まれた静かな山頂。御岳がクッキリ見える。


カップルの初々しい花たち
花の写真はクリック拡大表示

キクザキイチゲ・キケマン・シュンラン・ヤマエンゴサク・ミノコバイモ・ミヤマカタバミ


山麓を埋める色とりどりの花たち

ミヤマカタバミ・ミチノクエンゴサク・カタクリ・ミノコバイモ


タネツケバナ・リュウキンカ・ユリワサビ・トキワハゼ・ムラサキサギゴケ


スミレの同定は難解

ヒメスミレ・スミレサイシン・アリアケスミレ・ニョイスミレ・?スミレ

2005年4月17日
山麓で昼食後、花仲間と別れて母袋温泉から烏帽子岳に登る。

場所/岐阜県美濃
山名/母袋・烏帽子岳
標高/1341m
13:00 母袋温泉駐車場
14:10 烏帽子岳山頂/14:25
15:10 母袋温泉駐車場
歩行時間/2時間15分
メンバー/単独


シバザクラ・レンゲ
Chieさんの呼びかけで野草仲間が15人も集まった。恒例の野草観察、と言うより撮影大会と言う方が正しいだろう。私も午前中はお付き合い。みんなで昼食を済ませてから、私だけ抜け出して山を目指した。最近は体が鈍っているので、少しでも歩きたい気分である。

母袋スキー場の上に、母袋温泉やキャンプ場があり、その大駐車場に車を停めて早速歩き始める。キャンプ場の中を抜けて、林道が地道になると間もなく道標が左折を指示する。杉林の中に登山道が作られている。なだらかな山容なのだろう。道はほぼ支尾根の分水嶺を忠実に登っている。それにしても荒れた植林帯である。間伐もされず、枝打ちもしてない杉は痩せて直立していないものが多い。花粉症の人たちが見たら、きっと腹が立つことだろう。

歩きやすい道が、残雪で所々ぬかってくる。スパッツを着けるほどでもなく、そのまま歩く。林道が横切り、倒木を跨いで再び樹林帯に入ると勾配が増してくる。今日は暑い。花仲間が撮影を終わる頃には戻らなければならないので、一気に登って行く。喉の渇きに水の補給をしたくなる頃に、お助け水の分岐がある。ここからの登りは更に勾配を増す。ロープがフィックスしてあるが、頼るほどでもない。更にペースを上げて登ると植林帯から開放され、明るい自然林の灌木帯になり、顕著な尾根筋を辿るようになる。

白樺の道、ブナの道と書かれた道標を横目に時間との勝負。息遣いも激しく、ゼーゼー。下ってきた老夫婦が、「ご苦労様」の掛け声。同情してくれたようだ。ササの道になると、残りは少ない。葉っぱを落としたブナの梢越しに山頂が見える。二つのアップダウンを繰り返して山頂にたどり着いた。コースタイムを30分ほど縮めたようだ。一気に登ったので、太股が攣りそうである。適当な岩に腰掛け、喉を潤す。だだっ広い山頂はまばらに木々が日陰を作り、静かな雰囲気である。右手に御岳、左手に大日岳や白山の山並み。風もない平和な山頂は私だけの世界である。

写真を撮ってから、往路を一気に駆け下りた。

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