入笠山・大阿原湿原 デジカメ山野草トレッキング

入笠山と大阿原湿原
にゅうがさやま 1955m 長野県富士見町


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入笠山から大阿原湿原への新緑が心地いいカラマツ林

純な白の装い
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ツバメオモトもヒメイチゲも、遅い春の訪れで間に合うことができた。
期待したスズランやキバナノアツモリソウは、開花にはもう一週間はかかるだろう。

サンリンソウ

山彦荘のおばさんの情報ではニリンソウの群落。しかしMさんはサンリンソウと同定。三出複葉に柄があることで確認できた。

その他の花々

ムラサキエンレイソウ・テングクワガタ・ツマトリソウ・クサボケ・ジュウニヒトエ?
その他、コミヤマカタバミの群落、蕾のマイヅルソウ、スズラン、クリンソウなど。

山名 入笠山 にゅうがさやま
標高 1955m
所在地 長野県 富士見町
登山日 2005年6月4日
天気 曇りときどき晴
メンバー 7名
コースタイム
10:10 マナスル山荘
10:30 入笠山頂上
11:20 大阿原湿原昼食/12:00
13:10 マナスル山荘
待ち合わせの10時にはまだまだ時間があるので、入笠湿原の花情報を山彦荘で入手することにした。予想通りで、昨年より10日遅れているとのこと。ざっと湿原を見て回ったが、スズランは蕾をわずかに確認できるぐらいで、クリンソウも蕾をふくらませている状況。シロバナヘビイチゴたけが湿原にアクセントをつけていた。

予報では天気が不安定とのことだったので、仲間との待ち合わせ場所をマナスル山荘前駐車場にした。ジャスト10時に私たち東海隊は到着。すでに関東隊、関西隊は到着していて、付近を探索済み。私のアーカイブの年老いたツバメオモトを更新したい思いだったが、Mさんがベッピンの所在を教えてくれた。一輪だけの上品な白と端正な姿に一目惚れ。

予想外の好天だが、花曇り。
入笠山までの登り道にスズランは早過ぎた。
マイヅルソウも蕾をつけたものが数株で、わずかにツマトリソウが微笑んでいる。
春先からお馴染みのタチツボスミレがお愛想笑い。
花が少なければ道草もなく、山頂は近い。

花がないのに山頂は花曇り。
360度に北も南も中アも姿はなく、八ヶ岳だけうっすらシルエット。
ご機嫌斜めの山頂に止まるわけも見当たらず大阿原へ。
カラマツ林はカラマツ美林。
新緑が目に痛く、縦の規則正しい縞柄の間にまぶしく光る。
その間を縫って、仲間たちが点々と歩き踊る。

たどり着いた大阿原湿原は格好の昼食場所。
入笠湿原とは違う花姉妹がクスクス話しかけてくる。
サンリンソウがせせらぎに群をなし、木陰でヒメイチゲがお出でお出で。
艶やかなクサボケ、ちっちゃいけれど威張る仕草のテングクワガタ。
苔むした森の中にはコミヤマカタバミたちがカクレンボ。

約1時間の大阿原周遊の後、入笠を後にした。
今日は早めにホテルに入り、温泉に浸かって祝杯だ。



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