森の健康診断 日本の森は、温暖化ガスCO2を吸収していない。」
名古屋大学・武田教授のお話が分かりやすい。
武田教授詳細


日本の森は、温暖化ガスCO2を吸収していない。

下図で示すとおり、一般的には光合成により植物は炭酸ガスを吸って酸素を吐き出します。しかし、人間が中学生ごろまではよく食べてすくすく育ち、その後成長が止まるように、樹木も同じように成長は鈍化します。例えば、スギは成長が早く、20年ぐらい経つと成人して、それまでのように活発には呼吸しなくなります。光合成の効率が落ちてきます。戦後の植林政策で作られた人工林は30才〜40才です。林業の衰退で手入れが行き届かないため、過密すぎる森には太陽の光も届かないので光合成もままならず、痩せた栄養失調状態です。二次林も、薪や炭の需要がなくなったため、40年以上放置されています。これでは炭酸ガスを吸うより、吐き出すほうが多くなります。


上の表からも分かるように、日本は押しも押されもしない森林資源大国です。しかし、この資源は全くといっていいほど活用されず、林業の衰退と共に死化しています。宝の持ち腐れ状態です。京都議定書の約束を守るために、森を活用する二つの方法があります。
1.森に手を入れ、照度管理することによって温暖化ガスの吸収を促す。
2.人工林の過半数を占める間伐材を木質燃料として、化石燃料に替える。
再生の決め手は、CSR大手企業のリーダーシップ以外に道は開けないようです。民間大手主導による産官学民の連携で、地球温暖化に対処するべきでしょう。

全国の植生の状況 環境白書より

トップへ戻る


Copyright 2005 Shin Nagayama All rights reserved