経営戦略と中期経営計画の作り方タイトル

07.品質管理方針の作り方

分かりやすい解説・事例(サンプル)・作成用テンプレートの3点セット

●品質管理 QC(Quality Control)

顧客に提供する製品、技術、サービス等の品質を向上、維持させる企業の活動体系。

顧客が望む商品(製品・技術・サービスなど)への「品質保証」に応えるための「品質管理」体系である。「品質保証」は顧客満足の基本であり、製造業では「品質至上」を経営理念で唱える企業が少なくない。しかし、満足度を越える過度の品質はマネージメントに影響するためその後の展開としてTQCやTQMの考え方に発展してきた。

品質には、顧客要望の「適合品質」と提供企業の「設計品質」の二つがあり、そのギャップにばらつき(標準偏差)が生じる。いわゆる歩留まりであり、歩留まり率が低いと生産性を悪化させる。従って、歩留まり率を高めるための品質改善活動が必然になる。「不良品ゼロ目標」をスローガンとして、現場のTQC活動を制度化している製造業は多い。

●外来の品質管理基準は、
 中小企業にとっては金食い虫である

水戸黄門が「この葵の御紋が目に入らぬか」と印籠をかざした。それに当たる国際規格の認定
証が品質マネージメントシステムISO9000シリーズである。企業運営が管理者まで徹底
されていない中小企業にとっては一大事である。認証取得と毎年の監査に相当額の予算が必要
になる。更にシステム管理の間接的な従業員の人件費もバカにならない。

認証を取得したが、継続する人材能力とコストに耐え切れず放棄する企業もある。企業風土に慣れない規格は悩ましい問題を次々に勃発させ、組織崩壊する事態もありうる。経営計画行動が根づいていない企業は、まず失敗する。中小企業は規模に合致したコスト計算を優先する。

ISOの運営コストは最低500万円の予算化が必要になる。認証取得費用は初年度だけだが毎年の監査と、それに関する会議や管理運営に関わる人件費は、中堅人材年収1人分をはるかに上回る。経常利益率5%とみると、売上高1億円未満の企業は無理になる。

●品質管理方針は、
 商品すなわち企業の信頼性を公開することである

ISOに対する企業防衛手段となると、中小企業は独自の経営指針体系を確立して運営管理することである。スケールメリットを考えると、売上高数億円規模、経常利益数百万円、従業員20人。これ以下の企業規模では、ISOを取得するスケールメリットが少ない。

ISO取得に該当しない中小企業は、独自の経営指針(理念・ビジョン・戦略・計画)を策定して運営管理できる風土を作りたい。借り物の基準より、自社の環境に即した基準のほうが習慣化しやすいので継続が可能になる。これを整備して運営できる組織を構築できてからISOに挑戦するほうが理に叶っている。

経営指針は内部統制資料でもあり、全社の意識統一を図り、ベクトルの一致した経営活動を促すものである。この中に品質管理方針もセットする。提供する商品の「品質保証」を公約することで、顧客の信頼を勝ち取ることにある。



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品質管理方針の作り方

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