CO2吸収源として再生する森林が温暖化を防ぎ地球の環境問題を解決に導く
森林はCO2の吸収源・森の健康診断
森林資源大国日本の再生
森の健康診断

森林活動の歩み

◆2008/02/29 プロモーションスライドショー 堀尾ハウス間伐材100年住宅
◆2008/01/26 木と木材の幸せな東濃の旅 恵那の山里を巡るバスツアー
◆2007/06/30 森を考える仲間の集い 瑞浪釜戸あまべ山荘一泊合宿
◆2007/06/24 施主と森の賢者が集う 恵那市岩村「間伐材の家」佐藤邸
◆2007/04/01 産廃汚染静岡市安倍川上流 命の水を守る会ウオーキング
◆2007/03/18 夕立山森林塾07年始動 チェーンソーで間伐実習
◆2007/03/01 森の活用・再生循環システム 長山バイオマスタウン構想
◆2006/10/28 219名の市民参加 第2回土岐川・庄内川「森の健康診断」
◆2006/07/28 NPO法人として新たな出発 NPO法人夕立山森林塾
2006/03/18 市民参加の樵養成一泊塾 夕立山森林塾が活動開始
◆2005/11/15 間伐材2,400本を使った 間伐材の家・堀尾さんを訪ねて
◆2005/10/29 市民参加の森林調査 第1回土岐川庄内川「森の健康診断」



名古屋の北から西をぐるりと回り込んで伊勢湾に流れ込む庄内川。その源流は土岐川を遡り、恵那武並で野井川となって夕立山の北西に発します。この土岐川、庄内川の源流域に広がる森も、「病んでいる日本の森林」同様に、ひん死の状況です。40年前の建築ラッシュで植林された人工林は、人手で育てない限り、森も山も荒廃していきます。→(人工林の荒廃)
この森の復活を願って、調査の手が入りました。
第1回土岐川・庄内川森の健康診断実行委員会の音頭取りで、平成17年10月29日、中部大学恵那キャンパスに多数の市民ボランティアが集結し、「森の健康診断」が実施されました。恵那市をはじめとする行政や地元住民の協力を得て、多大の成果を得ることができました。



笠置山から見る恵那山
源流の自然を歩く


恵那武並のハルリンドウ
東濃の野草と花樹


NPO夕立山森林塾
伊勢三河流域ネットワーク
矢作川水系森林協議会
山里文化研究所
林野庁ホームページ
 森林白書木づかい運動
環境省ホームページ
 環境白書エコキッズ

お役立ちサイト
天気予報 ・日本気象協会
国土地理院・1/25000地図
地図検索 ・マピオン
検索サイト・Google
検索サイト・Yahoo
辞書   ・GOO辞書


中部大学は森の健康診断を支援しています。




エコビジネスの創出
格差が問題視される森林集積地域は、若者の都市流出、高齢化、過疎化で悩みが多い。しかし10年後の社会を予測してみたい。森林資源が減少している諸外国では輸出規制が高まり、すでに建材や製紙原料は価格が高騰している。また、温暖化ガス問題はCO2の排出規制と共に吸収源の森林再生に施策が注がれよう。石油代替燃料として森林資源がクローズアップされるのも時間の問題といえる。
過疎地域の林業復活をサポートしながら、建築、エネルギー、バイオマス技術を融合して環境問題を解決できるビジネスモデルを創出したい。流域内地産地消のパートナーシップ・ビジネスネットワークを構築したい。
目的は温暖化防止。
目標は森林再生。

CO2吸収効率200%の森再生
石油代替木質燃料20%創出
間伐材ハウスCO2個定量
地域間伐材紙の地産地消
流域内物流の輸送CO2削減


以上の効果は極めて高く、環境税(炭素税)の優遇措置や経済産業省、環境省の支援も可能になります。

民間企業の支援や投資がない限り、急速な進展はありえない。一般的には不可能と思われた森林ビジネスですが、
世界的な温暖化環境問題
CO2吸収源の森林再生
新たなCO2規制法
環境税(炭素税)の導入
CSR(企業責任)の追求
規制による森林資源の高騰
格差による過疎地の支援策
など、外部環境は早期に激変することが予想されます。産官学民の主導的立場に立って民間企業が名乗り出て、まずは森林再生に協力いただければ幸いです。
とりあえずはご連絡下さい。
(株)一光社プロ
Tel.052-824-0521 長山伸作
NPO夕立山森林塾社員
NPO伊吹山もりびとの会社員

木づかい運動
日本では、国産の木材があまり使われていません。このため手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。世界では森林減少が問題化していますが、日本では逆に有り余っています。建築、燃料、製紙などに森林資源を利用し、植え代えて活性化しないと、森林も土壌も水も、大切な国土が荒廃します。→林野庁

   
人工林と天然林
一般的には人の力で植林して育った森は人工林です。里山林も人の手で二次利用されたから、この定義に属するでしょう。かたや天然林は、人の手が入っていない林や森をいいますが、有名な木曽の天然ヒノキは人手が入っています。下草刈りや照度管理が行われています。それでもこれらは天然林です。また、二次林でも、その後放置されて自然の力で形成されたものを、自然林ともいいます。ちょっと定義が煩わしいですね。

里地里山の定義
里地里山とは,都市域と奥山地域との中間に位置し,様々な人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域であり,集落をとりまく二次林(コナラ,ミズナラ,アカマツ等)と,それらと混在する農地,ため池,草原等で構成される地域概念であると環境省資料に書かれています。以前は薪や炭など燃料として利用されていましたが、電気ガスの普及で50年以上放置されている里山が増えています。

間伐って、な〜に?
日本の人工林は、約1000万ヘクタールありますが、昭和30〜40年代に植えられたスギやヒノキの手入れが行き届かず、混み過ぎていて成長の妨げになっています。間伐、除伐など間引きしないと森自体が病んでいきます。→林野庁(間伐・間伐材)
この原因は安価な外材の輸入により、国内林業が成り立たず衰退したためです。今こそ人工林に手を加えないと、CO2も吸収できない無法林になります。

氷のないセ氏50℃の地球になるかも・・・
地球46億年の歴史では、全球凍結のセ氏−50℃から、氷が全くない50℃の寒冷温暖サイクルが繰り返されました。恐竜がいた中生代のジュラ紀・白亜紀は氷河のない温暖な間氷期であり、今は新生代で1万年前に氷期は終わり、間氷期に入っています。ところが二十世紀からの人類の活動が世界の森林を減少させ、産業活動で排出される温暖化ガスが生態系を狂わせています。人為的な温暖化は人類の生存できない地球に変える危険があります。自分で自分の首を絞める行為になりかねません。

人類が求める快適性が、逆に温暖化を助長する
日本のCO2総排出量は12億3700万トン(2000年資料)。
電気や車のない時代であれば、薪や炭が燃料であり、カーボンニュートラルを考慮すれば、人間の息だけがCO2排出対象となります。1億2000万人の吐くCO2総量は3840万トンだけです。残りの約12億トンは進化した文明が排出しています。省エネ技術には限界があります。森林資源を有効活用してカーボンニュートラルに近づける努力と、新たなバイオマスライフで森林との共生を図ることが大切でしょう。蛇足になりますが、わが国の世帯数は4678万世帯(2005年)あり、下表で計算すると家庭から排出するCO2は3億トン程度です。9億トンが産業活動で排出されています。
  

スギ人工林の樹齢別CO2固定能
光合成によるCO2吸収量から,呼吸や分解によるCO2放出量を差し引いたものが,生態系(主に森林)としてのCO2固定量になります。人工一斉林での間伐施業を考慮して,有機物の分解をも加味した生態系としてのCO2固定量をシミュレーションによって推定した資料があります。樹齢20年で固定量がピークに達した後,徐々に固定量が減少していく様子が見て取れます。

官民上げての拡大造林ピークは1960年代であり、その人工林平均樹齢は40年を越えている。この樹齢になるとCO2固定能はピーク能より半減する。構造材として利用できる材木は地域によって異なりますが、一般的にはスギは40年生以上、ヒノキは60年生以上です。最もCO2固定能の高い20年生で伐採、利用、循環できるシステムができれば理想です。


 森林再生工場では、123ラインに種分けされた間伐材を処理する。
 1建材ラインの端材は23ラインで再処理製品化する。

25年二次林と50年人工林の循環活性CO2吸収源森林

CO2吸収効率をアップさせるためには、成長の早い里山二次林の整備が伴わなければならない。25年周期50年周期を5年単位で順次植林・管理・伐採循環させる計画が森林資源の有効活用につながります。


山野草早分かり写真辞典

本サイトは長山伸作の個人サイトです
Copyright 2005 Shin Nagayama All rights reserved