経営上手とは、統率された組織行動
組織が統率された目的意識を持ち、部門が機能的に守備範囲に責任と権限を持ち、全社員が任務の遂行に全力を注げば、おそらく、現状の二倍の成果は得られるでしょう。組織を見渡して下さい。ミス・ロス・ムダのナント多いことか。無法を放置しては未来がありません。
笑い話ですがほんとうのことです。私が客先に電話して、社長との打ち合わせ日を打診したところ、返事が一週間後に来ました。「出張が多くて連絡が遅くなりました」の弁。こういう会社の将来はありません。承認を含むホウレンソウは、通常一日以内期限が原則です。
「二兎追うものは一兎をも得ず」の教訓を拡大させ、２：８の法則を用いて「二兎追うものは八兎相当の成果を得る」考え方を展開しています。二兎とは、未来業務と現在業務です。数ある経営課題の中から、職種別に最重要業務を選択し、集中管理分析して成功に導きます。
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迅速正確なホウレンソウが生産性向上の原点ピラミッド組織においては、トップダウンの指揮命令系統と、ボトムアップのホウレンソウ系統がよどみなく正確に流れなければ徒労に終わります。トップ層、ミドル層の資質が大切で、責任と権限を委譲するだけで業務スピードは加速度的にアップし、生産性を高めます。
ダブルスタンダードの抵抗勢力や、ボトルネックのセクト自己都合勢力をつくらない組織統率力が求められます。自利利他の精神は、社外はもとより社内でも良好な人間関係の基本です。協調性のある全体最適を見晴らせる客観性に富んだ管理者育成に注力して下さい。
組織の実力は何点ですか？稼がなければ企業は生きていけません。稼ぐ力は付加価値額で計るとハッキリします。
付加価値額＝売上総利益（粗利）＝売上高－変動費（外注仕入費）です。できる中小企業なら１人当り１千万円／年を稼ぎます。これを基準点、１００点として計算します。
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ピラミダルなライン＆スタッフ組織の落とし穴は、スタッフ（管理者）のマネジメント能力不足に尽きる。年功や技能でポストを与えてはならない。部下を統率でき、育てる管理能力がないと組織は活性化しない。企業の拡大成長は、有能なスタッフ数に比例して大きくなる。
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