理念・ビジョン・方針・計画を柱とする経営指針の作り方と運用法

電子書籍リスト

ライン
1-1.経営指針の策定と運用法ライン

経営に携わる人たちへのお願い経営指針(理念、方針、戦略、計画など)は、企業に関わる人たちの「活動の鏡」です。
経営指針を策定して「見える化」し、持続成長可能な目標へのチャレンジに、組織で臨んでください。明るい未来を創造する人たちを支援する新たな仕組を創りました。ご覧ください。

経営指針


経営指針の目的は、企業の持続成長発展です経営指針は、理念、ビジョン、方針、計画、戦略を定義し経営活動の礎とする
中同協から発行された『経営指針作成の手引き』を読み、仲間と議論を重ね、経営コンサルタントとして、私なりに経営の在り方を考えてみました。一般の民間企業は営利企業ですから、稼ぐ力の源泉である組織論、戦略論を展開し、現実的な作戦を明確にすべきと思います。

気になることは、経営者のための経営指針になっていないか?。企業は現場の生産活動で成り立っています。現場が理解できない経営指針は無意味です。難解な指標や用語を羅列して枚挙をいとわない資料に従業員は関心を持つと思いますか。彼らの理解納得で経営指針が動きます。


ライン
たった4枚の指針書で理想の会社を築くライン

策定プロセスでは分析資料は増えますが、全社員が理解できるエクセル書式A四版4枚にまとめMBAのエキスを織り込んで作ってみました。利益の追求より顧客の創造と言わせたPFドラッカーさんの言葉を戦略的に展開し、「目標は顧客、目的は利益」に徹底しました。

いつでも事業継承できる不滅の経営をシンプルに書き記す四枚の指針書を分かりやすく明文化して、全社員のベクトルを一つに収束すれば、経営者の分身として次世代の幹部が育っていきます。企業組織とは、経営者の分身の数に比例して多角的に大きくなるものです。いつでも事業継承が可能な体制を築き上げて下さい。

画像クリック拡大表示
企業コンセプト

page 1. 企業コンセプトを一枚に凝縮し、ブレない経営を明文化3つの哲学と3つの満足の三方よし(後述)の信義から経営理念を定義し、5ヵ年ビジョン、現状分析、経営方針、事業ドメイン、会社概要を1ページにまとめてコンセプトとする。問題が発生したときは、常にこの一枚に戻って全体を俯瞰し、客観的に何をすべきかを議論します。

「御社の理念は?」の問いに「ありますが、覚えていません」の答えは多い。暗唱しやすいスマートな一行化を推奨します。企業コンセプトの一枚は会社の根幹の全容を凝縮しています。月次で開催する会議では、必ず振り返り議論にこの一枚を開いて下さい。

近未来目標としてワクワクビジョンを掲げて社員と共有する。現在より価値のある、生きがいのある未来を勝ち取るために現状を分析し、経営資源の実力を把握して課題を解決に導く経営方針を明確にする。安定より変化にチャレンジする勇気と決断でベクトルを示して下さい。

ドメインの再定義。一年に一度は事業領域をドメインの三軸で見直して下さい。顧客軸で活動可能な市場規模を最適化し、機能軸で市場に供給する製商品サービスなどの種類、数量、価格のニーズマッチングを図り、技術軸で機能や品質の独自性、差異化で差別化を図って下さい。

今後三年間に「技術や革新による自社業界に大きな破壊が起きる」と予想する経営者が9割に達したと報道されています(日経6/14)。IoTやAIも視野に組織の業務改革も必須です。生産性向上や働き方改革も重要な経営課題で、人材確保育成戦略が最優先されます。

経営に携わる人たちへのお願い時代の変化に追随できる5年先のビジョンは必ず掲げて下さい。社員に将来不安の心を持たせないために、明るい未来像を描いて下さい。社員がワクワクする、やりがいを旺盛にするビジョンを発表し、掲示し、未来プロジェクトを立ち上げて、変革に挑んで下さい。


画像クリック拡大表示
中期経営計画書

page 2. 中期3ヶ年経営計画書でありたい姿の目標値を定めるバランススコアカードの4つの視点で重要指標の期待値を掲げ、経営課題に沿って予実管理します。1年目で目標値をクリアできないと、目標を下方修正して作り直す癖は決して良くないことです。負けてはダメ、3年間は我慢して挽回の努力を継続させることが大切です。

今、問題になっている過重労働や生産性について、この経営計画の重要分析指標は、労働時間、付加価値額を設定しています。企業の真の実力は生産性で判断できます。一時間当り付加価値額が企業のKGI(後述)成績です。最重要指標であることを肝に銘じて理解して下さい。

時間当り付加価値額(生産性指標)=付加価値額÷総労働時間
付加価値額とは管理会計でいう限界利益。売上総利益に相当する業種もありますが、製造業など変動費に含まれる人件費(労務費)は含まれません。固定費扱いとします。

営業利益は本業の利益であり全社員で確保に努力する
健全な営業利益率は10%です。対売上高です。持続成長発展への資金源です。営業利益の出し方を全社員に教えて下さい。営業利益が賃金待遇改善、設備投資、自己資本を増強します。

このエクセルシートを右側にスクロールすると、月次決算書が連動されています。月締めの結果をキャッシュベースで入力すれば、財務会計の試算表に頼らない即刻月次戦略決算が可能です。成果はキャッシュフローで表されます。資金繰りは一目瞭然。月次総括の習慣化は大切です。

経営に携わる人たちへのお願い財務スキルに疎い人を経営陣に据えないで下さい。現代経営は益出し術が優先されます。試算表や決算書から経営課題を見つけられないようでは経営陣失格です。もうひとつ、全社員に営業利益の出し方を教えて下さい。コスト削減に大きな効果が直ぐ出てきます。


画像クリック拡大表示
戦略マップ

page 3. 戦略マップでやるべきことを具体化するホウレンソウ組織戦略マップはバランススコアカードの代名詞みたいなもので、今では独り歩きしています。経営計画書と一対で表すべきです。経営計画書はありたい期待目標値です。これを実現可能にする仕組や方策を戦略マップで表します。経営計画を具現化する設計図と考えて下さい。

長山式戦略マップの表し方は、誰でも理解できるシンプルA4版1枚
1.BSCの4つの視点は、人材→業務→顧客→財務の一方通行で下から上に成り立たせる
2.人材視点と業務視点はKPIで業務活動を指し、顧客視点と財務視点は結果のKGIです
3.人材視点は知識と知恵の成長を促し、業務活動を後方支援してKGI成果に導きます
4.業務視点は機能別組織に分類し、それぞれのKPIを設定して忠実に業務を遂行します

各視点の基本的指標は以下のようになります
財務の視点 収益性の向上(売上高・営業利益・時間当り付加価値額)
顧客の視点 顧客の創造(顧客数・受注数・成約率)
業務プロセスの視点 生産性の向上(顧客接触数・歩留まり率・在庫低減数・労働時間)
人材と変革の視点 能力開発(研修実施数・カイゼン提案数・プロジェクト成果数)

経営企画室を司令塔に、各部門のKPI(重要業績評価指標)を具体化し、目標は顧客、目的は利益の戦略構図をもとに、生産性の向上で顧客満足を獲得し、収益性の向上を成す。社員→チーム→部門→経営企画室の組織を機能させる風土化に力を注ぐ管理体制の強化が大切です。

戦略・戦術・作戦・行動のプロセスで、仮に戦争なら行動は命令されたひとつだけです。命に関わるときは余分な個人判断はさせません。ところが仕事となると、上司は部下にあれもこれも与え過ぎです。最重要業務は何か? このひとつを決め、測定分析することが賢者の経営です。

経営に携わる人たちへのお願い変革は必然ですが、現状に追われて手がつかず、1年が経つ反省は多いものです。プロジェクト制を導入してチームを編成し、新製品や新事業などの変革にチャレンジして下さい。新企画を公募して審査承認し、1年以内の期限で成果を出す制度を設けて下さい。


画像クリック拡大表示
行動計画 アクションプラン

page 4. ありたい姿を実現する行動計画(アクションプラン)個人、チーム、部門ごとに作成し、承認を得て行動に入る。KPI、最重要業務指標はBSCの4点に絞り予実管理する。人材の視点で何を学び能力を高めれば、業務の視点で生産性が上るか。この二つの視点の結果が、顧客の視点と財務の視点に成績(KGI)として表されます。

デイリーの自己管理、ウイークリーのチーム管理、マンスリーの部門管理体制を構築して分析評価し、プラス成果はヨコテンし、マイナス評価は課題解決策をPDWマネジメントサイクルで循環させる。根気を継続させる組織力を高めることです。自律習慣化させることです。

このエクセルシートには月次報告書が下方に連動して作成できるようになっています。
以下が月次報告書の一例です。 月末30分もあれば完成できるシンプルな書式です。
月次報告書
※月次報告書では、毎月の成果をBSC自動評価します。人事考課も面談による自己評価、上司評価を毎月実施することで、賞与時期に悩むことなく、公平に評価できます。永遠の課題といわれる人事考課は、自動と面談の二つの月次考課で正確度と公平性を高めています。

会議資料ファイルを何冊も分厚くしない一冊見える化以上の4枚を経営指針の標準書式として作成し、会議ファイルの表紙裏に貼って、いつでも参照できるようにします。行動計画(アクションプラン)と月次報告書だけは毎月更新し、ファイリングして12ヵ月の経過を一冊で分析できるようにして下さい。Simple is best です。

経営に携わる人たちへのお願い個人力、チーム力、組織総合力を高めることで、企業活動の活性化は進みます。そのためには行動計画の月次報告書を定期的に目標管理できるシステムを機能させることです。行動計画の成果が、経営計画目標を達成するよう、月次報告のナゼナゼ検証評価を定例化して下さい。


ライン

「経営指針の策定と運用法」電子書籍・仕様 経営理念、ビジョン、方針、ドメイン、経営計画、経営戦略、行動計画などの経営指針をシンプル、スリム、スピーディの3Sで策定し、スマートに運用し、持続成長を図る電子書籍です。

仕様/マイクロソフト・エクセル&パワーポイントver.2013にて制作 CD-ROM版
内容/2017年制作 長山伸作・販売代理は株式会社一光社プロ
1. 経営指針の策定と運用法  7 page パワーポイント(PDF付属)
 1.経営指針はスマート4枚で見える化
 2.財務音痴に経営は任せられない。営業利益率10%で合格点
 3.企業コンセプトの確立。人育てこそ企業使命であり、社会的責任がある
 4.期待値である計画目標は、行動計画の具体化、見える化で実現する
 5.課題解決組織。やる気と能力を磨くコツコツの資質が、価値ある人生を築くコツ
 6.先見イノベーション。今の事業の寿命を見据え、次なるワクワクステージの開拓
2. 経営指針の策定と運用法補足資料 5 page パワーポイント(PDF付属)
 1.決算2表から課題を見つけ解決の方策を練る
 2.中小企業の経営課題を解決するバランススコアカード戦略マップ
 3.桶屋ストーリーを描くことでバランススコアカードの論理思考法を修得する
 4.節目毎の目標を決めて100年プランを立てる。10年毎に作り直す人生の道しるべ
 5.事業や製商品の市場規模を測り、拡売可能な数値を割り出すフェルミ推定
3. 4枚の経営指針書式集 6 Sheet エクセルファイル
 1.企業コンセプト 経営理念・ビジョン・背景と方針・ドメイン
 2.中期経営計画 3ヶ年目標と実績・経営課題・月次決算
 3.戦略マップ 全社戦略マップ・組織系統・プロジェクト
 4.アクションプラン 行動計画・月次予実目標管理報告書
4. 4枚の経営指針書サンプル 5 page パワーポイント(PDF付属)
5. 参考資料「5Sの2Sに集中」 パワーポイント(PDF付属)
6. 参考資料「情報伝達の最適化ホウレンソウ」 パワーポイント(PDF付属)
7. 参考資料「良好な人間関係構築・3つの哲学」 パワーポイント(PDF付属)
8. 参考資料「社長力 」 パワーポイント(PDF付属)

価格/10,800円(税込)
ライン


→→→ ブックリストに戻る