掲載山野草/ミヤマダイコンソウ・ミヤマダイモンジソウ・ミヤマタネツケバナ・ミヤマタンポポ・ミヤマトウキ・ミヤマトウバナ・ミヤマナガハシスミレ・ミヤマハコベ・ミヤマハタザオ・ミヤマホタルイ・ミヤマホツツジ・ミヤマママコナ・ミヤマムラサキ・ミヤマリンドウ
高山植物 山野草早わかり辞典「みやまた〜みやまん」花の写真集 名前検索
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 名 前 ミヤマダイコンソウ【深山大根草】  説 明 多年生草本.離弁花.互生.茎や葉柄に黄褐色の開出毛.根出葉は羽状複葉.頂小葉は円形で基部は心形,欠刻・歯牙あり.側小葉は小さい.茎葉は無柄,茎を抱く.花茎に数個の花.小花柄・萼に毛を密生.花弁5.萼片5個で斜開.花柱は花後も宿存.そう果多数.
 別 名
 学 名 Geum calthaefolium var. nipponicum
 属 名 ダイコンソウ
 科 名 バラ (Rosaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州(近畿以北),四国(石鎚山)  生育地 高山の岩石地
 整理番号 2132  備 考 和名由来:根生葉が大根の葉に似ることから.秋には紅色に紅葉する. 撮影データ/乗鞍高原 2005.8.27
木曽駒ヶ岳2004.07.24
 花 言 葉 幸せを招く花
 名 前 ミヤマダイモンジソウ【深山大文字草】  説 明 多年生草本.離弁花.根生葉は直径1〜4cmの円形で基部は心形,縁は掌状に浅裂,裂片に粗鋸歯.花弁5個で下部のもの長い.雄蕊10個で暗紫色.
 別 名
 学 名 Saxifraga fortunei var.incisolobata f. alpina
 属 名 ユキノシタ
 科 名 ユキノシタ (Saxifragaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州中部地方以北  生育地 高山帯の岩隙や斜面
 整理番号 2147  備 考 母品種のダイモンジソウより全体に小型.名前は花が「大」の字に似ることから. 撮影データ/八方尾根
2004.7.31 2004.07.18
 花 言 葉 不調和
 名 前 ミヤマタネツケバナ【深山種漬花】  説 明 多年生草本.離弁花.対生.根茎は上部で枝を分け,地上茎は棒状.葉は単羽状複葉,小葉は3ー7個,長楕円形〜倒卵形,全縁.花序は短い.萼片は長楕円形.花弁は倒卵形.果実は無毛.
 別 名
 学 名 Cardamine nipponica
 属 名 タネツケバナ
 科 名 アブラナ (Cruciferae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道、本州(中部地方以北)  生育地 高山の礫地
 整理番号 3424  備 考 日本特産種.北半球の高山に近似種がある. 撮影データ/八方尾根2005.6.25
 花 言 葉
 名 前 ミヤマタンポポ【深山蒲公英】  説 明 多年生草本.合弁花.根生葉は舌状で歯牙縁,長さ6−30cm,基部は細く葉柄状.高さ10cmの花茎に直径4−5cmの頭花.総苞は黒緑色で白粉あり,外片は長楕円状披針形で内片の2/1以上,先に突起なし.
 別 名 タテヤマタンポポ
 学 名 Taraxacum alpicola
 属 名 タンポポ
 科 名 キク (Compositae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 本州中部(日本海側の高山)  生育地 高山帯の岩礫地・草地
 整理番号 0388  備 考 変種のシロウマタンポポは総苞片の先につの状の小突起がある. 撮影データ/長野県白馬大雪渓 
5537-0692 2003.7
 花 言 葉
 名 前 ミヤマトウキ【深山当帰】  説 明 多年生草本.離弁花.葉は1−3回3出羽状,無毛,光沢あり.終羽片は披針形,3深裂,鋭重鋸歯.花序の枝は細く30−40本.総苞片は無いか1個.小総苞片は線形で数個.果実は楕円形.
 別 名 イワテトウキ,ナンブトウキ
 学 名 Angelica acutiloba var. iwatensis
 属 名 シシウド
 科 名 セリ (Umbelliferae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州(中部地方以北)  生育地 山の岩地,高山
 整理番号 1015  備 考 茎葉にセロリに似た独特の香気がある. 撮影データ/滋賀県伊吹山 
5336-0381 2001.7 
 花 言 葉 ねたみ
 名 前 ミヤマトウバナ【深山塔花】  説 明 多年生草本.合弁花.対生.茎は方形,ほぼ無毛.葉は長卵形でやや薄く,まばらに毛,裏面の腺点は目立たない.花穂長さ3−10cm.萼は筒状2唇形,まばらな短毛あり.
 別 名
 学 名 Clinopodium sachalinense
 属 名 トウバナ
 科 名 シソ (Labiatae)
 花・果期
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 分 布 北海道、本州(近畿地方以北)  生育地 谷間の林内
 整理番号 3092  備 考 トウバナ属は世界に約50種あり,北半球の暖帯〜温帯に分布する. 撮影データ/愛知県稲武2004.8.22
 花 言 葉
 名 前 ミヤマナガハシスミレ【深山長嘴菫】  説 明 八方尾根 多年生草本.離弁花.地上茎は花時3〜5cm,花後20cm以上.葉は円心臓形〜広卵状心臓形で,花時の長さ・幅ともに1〜2cm,葉の表面は暗緑色,裏面は紫色.花柄は無毛.小包葉は花柄の上部につく.細長い距は斜上する.
 別 名
 学 名 Viola rostrata f. alpina
 属 名 スミレ
 科 名 スミレ (Violaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 本州中部(八方尾根)  生育地 亜高山帯
 整理番号 3421  備 考 ナガハシスミレの亜高山型で八方尾根の1500m付近に生息. 撮影データ/八方尾根2005.6.25
 花 言 葉
 名 前 ミヤマハコベ【深山繁縷】  説 明 多年生草本.離弁花.対生.茎は地をはい上部は斜上,2列の軟毛あり.葉は広卵形で長柄あり.花は上部葉腋に単生.2深裂する花弁が2個.萼片は長楕円状披針形で先が鋭形.さく果は球形.
 別 名
 学 名 Stellaria sessiliflora
 属 名 ハコベ
 科 名 ナデシコ (Caryophyllaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道〜九州  生育地 山中の川辺の木陰
 整理番号 0387  備 考 秋にしばしば無柄あるいは短い柄の閉鎖花を出す. 撮影データ/長野県大久保峠 
5337-1535 2003.5
 花 言 葉 誠実
 名 前 ミヤマハタザオ【深山旗竿】  説 明 高さ10〜40cmになり、全体に毛は少ない。根生葉は長さ2〜10cm。切れ込みのまたっくないものから羽状に切れ込むものまで、変化が多い。
白い小さな十字形の花を開く。
 別 名
 学 名 Arabis lyrata var.kamtschtica
 属 名 ハタザオ
 科 名 アブラナ ()
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道、本州(中部地方以北、大峰山脈、大山)、四国(剣山)  生育地 砂礫地や岩場
 整理番号 3520  備 考 撮影データ/八ヶ岳・赤岳鉱泉周回
2006.6.17
 花 言 葉
 名 前 ミヤマホタルイ【深山蛍藺】  説 明 多年生草本.単子葉植物.根茎は短く茎は多数集まって小株をつくる.仮側生花序.小穂は長さ4−7mm,鱗片はやや膜質で柔らかく薄い.花被片は刺針状で6個.そう果は長さ1.5〜2.5mmの扁平な倒卵形で3稜有.
 別 名
 学 名 Scirpus hondoensis
 属 名 ホタルイ
 科 名 カヤツリグサ (Cyperaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 本州中北部  生育地 高山の池沼,浅水中
 整理番号 2206  備 考 日本固有種.花序より上の茎に見える部分は直立した苞. 撮影データ/栂池自然園2004.7.30
 花 言 葉
 名 前 ミヤマホツツジ【深山穂躑躅】  説 明 落葉小低木.合弁花.互生.若枝は赤褐色で微毛有.葉は倒卵形,全縁,両面無毛.枝先に総状花序,3−20個の花をつける.花弁3で反り返る.雄蕊6.花柱の先は上に曲がる.萼は5全裂.さく果は扁球形,無柄.
 別 名
 学 名 Cladothamnus bracteatus
 属 名 ミヤマホツツジ
 科 名 ツツジ (Ericaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州(中部以北,鳥取県大山,岡山県蒜山)  生育地 亜高山帯の林縁や高山帯の低木林内
 整理番号 0390  備 考 以前はホツツジ属だったが1988年にミヤマホツツジ属に分けられた.日本に1種.カナダ,アラスカに1種ある. 撮影データ/西穂高岳 八方尾根
5437-3510 2003.8 2004.7
 花 言 葉 幸せを
 名 前 ミヤマママコナ【深山飯子菜】  説 明 1年生草本.合弁花.対生.半寄生.葉は狭卵形または長楕円状披針形,両面に毛が散生.花は上部の葉腋に1花,あるいは先端に長さ4−5cmの花序.苞は卵形から狭披針形.花喉の両側に黄斑あり.
 別 名
 学 名 Melampyrum laxum var.nikkoense
 属 名 ママコナ
 科 名 ゴマノハグサ (Scrophulariaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州,四国,九州  生育地 乾いた林内
 整理番号 2159  備 考 東海地方から中国地方東部,四国,九州に産するシコクママコナは苞の縁に刺毛状の歯牙が散生. 撮影データ/八方尾根 夜叉ヶ池
2004.07.18 2004.9
 花 言 葉
 名 前 ミヤマムラサキ【深山紫】  説 明 多年生草本.合弁花.互生.太い地下茎にロゼット状に葉.全体に密に基部が肥厚した灰白色の粗毛.茎葉は長さ1−2,5cm.花は径8mm,喉部に黄色の鱗片.萼は5深裂.分果の縁に1列かぎ状の刺,背面に細毛.
 別 名
 学 名 Eritrichium nipponicum
 属 名 ミヤマムラサキ
 科 名 ムラサキ (Boraginaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州中部以北  生育地 高山の砂礫地
 整理番号 2193  備 考 北海道に分布するエゾルリムラサキは全体に大きく太い剛毛が多い.北海道のものは全てエゾルリムラサキとする見解もある. 撮影データ/八方尾根2004.7.31
 花 言 葉
 名 前 ミヤマリンドウ【深山竜胆】  説 明 多年生草本.合弁花.対生.茎は4稜があり,帯赤紫色,基部は長く這って節から細い匍匐枝.葉は小型の卵状長楕円形で厚い.萼裂片は卵形鋭頭でやや反り返る.花冠は5裂,副片は狭3角形で開花時に裂片とともに平開.
 別 名
 学 名 Gentiana nipponica
 属 名 リンドウ
 科 名 リンドウ (Gentianaceae)
 花・果期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 分 布 北海道,本州中部以北  生育地 高山帯の湿地
 整理番号 2219  備 考 本種の変種である飯豊山地特産のイイデリンドウは全体に大型で開花時に花冠副片が直立する. 撮影データ/木曽駒ヶ岳2004.7.24
 花 言 葉 正義・満ちた自信


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